平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

さあ、これからが本番です 〜「情報意匠論」中間発表会  2011/01/28

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静岡大学で担当する授業「情報意匠論」の中間発表会が本日終わった。
特に、本授業を陰になり日向となり、応援してくださった大学内外の皆様にこころより感謝申しあげます。本当にありがとうございました。そうして、学生諸君、お疲れ様でした。今回は、昨年からずっと課題に取り組んでいるチームも参加してくれた。ありがとうございました。

どこが、なぜ相手に届かなかったのか、それはプレゼンテーションをした本人たちがいちばんよくわかっているだろう。人前で声に出したからこそ初めて気づくことがいっぱいある。歯がゆい想いをしたら、それは次回に活かせばいい。これからの活動で巻き返せばいい。まだ始まったばかりだ。「情報意匠論」は、発表が終わって、授業を終えてから本番が始まるという過酷な仕組みになっている。そういった意味でもこれからだ。

そのプレゼンテーション、チェックしてやるからな! 一方的にそう思っている相手とは結局うまくいかないし、決して長続きしない。大切なのは「いっしょに企画を育てていく関係づくり」である。ただし、そういうパートナーは最初からそのへんに転がっているわけではない。時間をかけて関係を育てていくしかない。

例年は、半期で15回ある授業の最終日を成果発表会に充てていた。だが、今年はあえて成果発表のあとに授業を一回分残すことにした。とても大切なことを学生たちと共有しておきたかったからだ。それは来週の金曜日に確認し合う。


授業を終え帰宅すると、ある卒業生から速達のメッセージが届いていた。あわてて封を切ると、本日の成果発表会へのエールだった。何度も読み返していたら、泣けてきた。  
支えられている。

ji



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