平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

お答えします、中学生のMさん。ちぎってカバンに入れておくだけです。  2011/01/10

npb


先日わたしが担当したある講座で、直接質問にやってきた中学生のMさんからケータイメールをいただいた。質問はこうだ。
「いつもどうやって本を選んでいるんですか」

お答えします。
特別な方法はありません。新刊に関しては、いつも新聞広告や無料のカタログを手で引きちぎって(はさみがあってもざっくりと)、あとはクリップでとめておいて書店で該当書籍の中身を確認します。
敢えて云うなら、本屋をすみからすみまで経巡ります。
あぁ、それから知り合いの出版社から出る本はほとんどすべて買うとかね(中学生には無理ですよね・笑)。要は信頼しているってことなんです。

ちなみにMさん、先日わたしが「SPAC(静岡県舞台芸術センター)秋のシーズン2010」総評をご一緒した大澤真幸さんの政治社会学はかなり難解ですが、ぜひ読んでみてください。サンデル先生よりも大澤さんを先に読まなきゃいけません。サンデル先生の正義論に対する運びは、アメリ社会を暗黙知に語っているという点に注意のカーソルを動かしながら読むといいですよ。



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