平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

そーゆー人に、わたしは、なりたい。  2010/12/29

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いつも不機嫌な人がいる。相手に向かってすぐに怒りをあらわにする人がいる。ちょっとしたことでいきなり怒鳴り声を上げる人がいる。

人はなぜ怒るのか。
理由の一つは、自分の想定外の状況を受け入れる器がないからだ。それは想像力が乏しいともいえる。本当の想定外というのは、「怒る気もしなくなる」だから、それでも怒るのは中途半端な証拠だ。
もう一つは、自分の想定通りにコトが進むからだ。どういうことかといえば、「相手はきっとこう言ってわたしを怒らせるだろう」と予想して、自分の中で勝手にコトがおこる前に怒り始めているからだ。この手合いは、前提条件として100パーセント相手が悪くて、100パーセント自分が正しいという立場に立つ。要は器の問題だ。

自分の思い通りにコトが運ばず、いきなり噴火している人を冷静に観察していると、なんだかさびしく思いながらも、実はちょっぴり笑えてくる。


ゆったりと、ゆったりとふるまいながら、「はいはい、すべては想定内です。すべてを受け入れますよ」 
そーゆー人に、わたしは、なりたい。





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Rさんとニュースキャスター安藤優子さんの言葉を共有した。とても良い時間となった。



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