一気に駆け抜けた二日間 〜静岡市美術館パネルディスカッション、テレビ静岡(フジテレビ系列)生放送、 NHK番組収録 2010/11/20
静岡市美術館主催「ミュージアムで語ろう。生活のなかのアート」(於 静岡市美術館 2010年11月19日) パネルディスカッションに参加。
話し足りない。正直に言うと、話したいことの十分の一も話せなかった。
わたしが話したかったことは、パネリストの「それぞれの活動」でもなければ、「それぞれのアート感」でもない。「それぞれの活動やアート感を通して、静岡市美術館が今後どういった存在として成長し続けるか」である。
それからもう一つは、現代美術の立ち位置というか「態度」の問題である。それは人とアートの距離のことだ。もっと云えば、現代美術の役割という意味での、人との「近さ」と「温度」のことだ。現代美術はもっと挑発的であるべきだという問題提起だ。
敢えてもう一つ挙げておくなら、アートの領域と社会施設、例えば病院との関わり方の濃度の問題だ。わたしはなるべく早く、もっとアートと病院は自覚的に結び付いて行くべきだと考えているし、ずっとそう発言を繰り返してきた。もはや、病院の待合室や廊下にお祝儀で戴いた絵画を漫然と掛けておく時代ではないだろう。アートの力をもっと信じた方がいい。
云々・・・そういったことなどをたっぷりと話したかった。
というわけで、パネリストの三好レイコさん、丸山さん、またチャンスがあればはなしの続きをお願いします。
今回のパネルでは、静岡市美術館の田中豊稲館長、学芸員の伊藤鮎さん、FM-Hiの宮川社長、鈴木さん、馬場さん、そうして当日全体の司会をしてくださった高田梨加さんたちに大変お世話になった。また当日は、多くの友人、知人、諸先輩方に足を運んで戴いたし、告知でもお手伝いを戴いた。更にパネル終了後、わたしが打ち合わせの終わるのを待ち、おいしい食事を囲んでくれた若き才能たちにも、改めてお礼を云いたい。
静岡ビジネスレポートが取材してくださった当日のパネルディスカッションのレポート。
「アートの対義語はネーチャー。人が手を加えて生み出すことができるアートの世界と、ありのままの自然を言い表すネーチャーの世界…この相反する二つの世界が近づきつつある」ということである。
http://www.sb-report.com/news/653.html
パネルディスカッションに遠路はるばるお越し頂いたK美術館の越沼館長から戴いた50年前のペコちゃんのおまけ(不二家)。木製こけしタイプだ。
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テレビ静岡(フジテレビ系列)生放送のゲストコメンテーター
静岡大学の大学祭、 藤枝市の「第1回みかんの皮とばし世界大会」(藤枝市瀬戸谷地区)、山ガール現象についてコメントする。
毎度のことだがアナウンサーの手際の良さと、秒単位で進行する生放送を切り盛りするスタッフの手腕に舌を巻く。
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NHK静岡 「キャンパスDJ」公開収録(於 静岡大学)、人文学部言語文化学科で担当する「情報意匠論」について取り上げて頂く。
学生 杉本雅美さん、秋枝伶子さん、江指有紀さん(社会学科)とともに番組に出演した。
この「脳内探訪」でも繰り返し云っておきたいのは、学びの場の主役はあくまでも学生であり、「情報意匠論」で常に成果を出してくれているのは学生たちである。わたしのできることは、That reminds me of a story. と思ってもらえる話題を「普段から」いかに提供できるか、それだけである。
番組進行役の江戸むらさきのおふたり、そうして佐藤誠太アナウンサー、渡辺裕之ディレクター、演出の生田聰さんには打ち合わせの段階から多くのアドバイスを戴いた。心から感謝の意を伝えたい。
ON THE AIR はテレビとラジオ両方で
・NHK TV 12月3日(金)午後10時55分から
・FM RADIO 12月9日(木)午後6時から
「情報意匠論」は以前にも、NHKラジオ『ここはふるさと 旅するラジオ』で取り上げて頂いた。
http://www.nhk.or.jp/r1-blog/400/29391.html
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/964.html
収録が終わって外にで出ると・・・
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あーした 天気にな〜れ〜
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