わかりやすさ 2010/11/11
世の中、相も変わらず「わかりやすい」に人気が集中している。みんな、楽して簡単にわかりたいんだな〜とつくづく思う。
あえて、「わかりにくく」云うなら、なぜマルティン・ルターが『聖書』をドイツ語で書き、ルネ・デカルトが『方法序説』をラテン語ではなくフランス語で書き、ダンテ・アリギエーリが『神曲』をイタリア語で書いたのか、むしろそこにこそ注目しなくてはならない。わかりやすさの本義は、易しく解説することではない。
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