同窓会に出席して 2010/11/10
先日、中学校時代の同窓会があった(学生時代の同窓会に出席するのはほぼはじめて!?) 中学の同窓会といっても田舎の学校なので8割は小学校と同じ顔ぶれだ。
こういった場で辛いのは「やあ、元気〜?!」と声をかけてくださった顔とセットになって当時の我が悪行がイヤでも思い出されることだ。小中学校の思いでは猛省とともにやってくる(母親が二年間以上いっしょに学校に通っていたほどガキ大将でした・汗)。会場で急にふられた中締めの挨拶も、限られた時間の中でいったい何を喋っていいのかわからないぐらい思い出が一気にあふれ出した。歳ですね〜。
小学校のたぶん三年生ぐらいか? 急に寄らせてもらうことになった同級生 I さん宅で、生まれて初めてショートケーキというものを口にした。死ぬほどおいしかった。料理用の湿気た砂糖とチクロ含有の粗悪な駄菓子しか食べたことのなかったわたしには、舌の未体験ゾーンへの大冒険だった。それから自分のお金でショートケーキを買えるようになるまでにずいぶんと時間がかかったように思う。そうして同じ空間でソファというものにはじめて座った(たぶんソファの上に正座した)。なんと言っても当時は昭和40年代のはじめ(1965年頃)、しかもド田舎のことだから、ショートケーキ&ソファ体験は貧しいわたしにとっては、雷に打たれるような衝撃だったのだ。以後、この体験は良くも悪くも少年平野の物欲を刺激し続ける大きなきっかけとなった。
今回幹事を務めてくれたHさん宅に集まって、日がな一日話し込んでいたこともとても懐かしく思い出される。
今でも『ビートたけしのTVタックル』に時折顔を出すUFO研究家のAさんを囲み、近くの山に登ってUFOに呼びかけていたのも、このころだ(汗)(汗)(汗)
A先生のバイクのタンクに砂を入れたのはわたしではありません、本当です(汗)天国のA先生に誓って本当です。
まあ、思い出話は尽きないので、このくらいにしておこう。切りがない。
以前にも書いたけれど、わたしが卒業した服織中学校の校歌は、かの中勘助先生の作詞である(最近、中勘助の名を知らぬ人たちがだんだんと増えてきて嘆かわしい)。爾来、ずっとわたしの自慢となっている。在学当時はただパクパクと口を動かして歌っていた校歌だが、今ではそれなりに歌詞も理解できるようになった。歌詞には時代にはあらがえない文脈もあるが、やはり声に出してみると背筋がびしっとなる。もちろん、今でも空で歌うことができる。
今回、同級会の企画をしてくれたHさん、Wさん、Yさん、Kさん、他協力者のみなさまに心から感謝の気持ちを伝えたい。
その中学生のころかぶせた歯がだいぶん痛んできたので、このほどかぶせ直すことにした。
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