平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

スーパー土団子とダンゴムシ

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 スーパー土団子で全国的に有名なODAGIRI先生(私淑している大先生。蚕が糸を紡ぐようにプレゼンする)に贈って頂いた大粒の桃をほおばりながら、たまりにたまった原稿との格闘が続く。自分が先延ばしにしていたせいだ。
 こういうときには、決まって気分転換に庭を歩く。ソクラテスもプラトンもアリストテレスも西田幾多郎もニーチェも全員歩きながら考えた。でも凡人は歩いただけではアイデアは出ない。せめてもの気晴らしだ。今年は異常に実をつけるクロスグリをその場で口に放り込む。いちばん大粒のおいしそうな実を一粒、いつもそのまま地面ぽとりと落とす。大地に感謝という自分なりの小さな儀式だ。そうするとすぐにありんこたちがやってきて、せっせと巣に運んでいる。トカゲがその横を猛スピードで走り抜ける(先日一晩、プラケースに監禁して観察した)。ダンゴムシもありんこに併走する。

 そうそう、ダンゴムシやデンデンムシというのは、ムシといって昆虫ではありませんよ。ダンゴムシはカニの仲間の甲殻類。正確に云うならダンゴムシは節足動物門甲殻網等脚目。デンデンムシは動物界軟体動物門腹足綱。昆虫は脚が六本です。ですから、クモも昆虫ではありません。クモは、そう、脚が八本ですね。はい、○○くん、わかったかな〜。はい、じゃあ、またお電話くださいね〜。
 おやおや、昨日書いた話の続き、「NHK子ども科学電話相談」になってしまいました。
 じゃんじゃん。

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ODAGIRI先生がメールに添付してくださったスーパー土団子の表面画像。

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