ここいちばん 2010/10/01
静岡大学の後期授業、情報意匠論の第一回目が修了した。
「情報意匠論とは何か」というわたしの解説に加え、推薦コメントを述べてくれた元履修生たちのおかげで、何とかオリエンテーションの場はおさめることができた。Sさん、Aさん、Uさん、そうして失礼ながら来てくれるとは思っていなかったK君までが応援に駆けつけてくれ、それぞれの立場と情報意匠論との関わりの中から履修の体験を語ってくれた。感謝、感謝。またコメントは敢えてしてもらわなかったが、わざわざ教室まで足を運んでくれた元履修生や、他学科の学生にも心から感謝したい(去年は、あるいは一昨年は、既に卒業してしまったあの学生たちが手伝ってくれたな〜と懐かしく思い出す)。
そんなわけで、この授業はこういった多くの学生たちによって支えられ、成り立っている(諸事情あって今回は参加できなかった元履修生のみなさん、ご都合が付けば次回はどうぞお出掛けください。ウェルカム ウェルカム)。
ところでわたし自身、いつもお世話になっている人の「ここいちばん」に果たして力になっているのだろうか。自分のやりたいことだけを優先し、いつも気にかけてくれている相手に失礼な態度をとっていないだろうか。そんなことを考えていたら、ふとあることを思い出し、帰りがけに携帯電話から一本の電話をかけることにした。いったんはお断りした「いつも声をかけてくれるN先生」絡みの東北地方への出張を、改めて予定に入れるためだ。N先生にとって、今度の東北はきっと「ここいちばん」なのだ。
年齢でいえば半分以下の学生たちから、毎回多くのことを教わる。ありがたいことである。
さて、わたしが提唱している情報意匠論だが、まだまだきちんとしたカタチになっているとは言い難い。「論」と言っておきながら果たして論まで辿り着けているのか・・・。だからこそ、自分では精一杯、挑戦し続けているつもりである。 (はなはだ無責任に聞こえるかもしれないが)履修してくれる学生たちの力を借りて、できれば一緒になって創り上げていきたいと勝手ながら思っている。それを次回の授業の最初にきちっと説明してから履修してもらおうと考えている。
羽鳥書店の羽鳥さん、吉田さん、本日は遠路はるばるお出掛けくださって本当にありがとうございました。学食のカレーはいかがでしたか。
ある目的のために羽鳥書店の糸日谷さんが一点一点手作りされたツール。公開前なので、ちょっとだけ・・・
山口晃画伯による精文館書店本店の限定ブックカバー。ちょっとだけお見せします。
この絵の全貌を見たい方は精文館書店本店へ、走れ〜。
http://www.seibunkan.co.jp/#infomation
ブックカバー原画展示期間:2010年9月17日(金)~10月8日(金)
展示場所: 精文館書店本店1F
ブックカバー配布期間: 2010年9月17日(金)~10月31日(日)
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