平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

行かなくちゃ、K美術館   2010/08/13

kbizutu


水木しげるの世界、流行だから行くんじゃありません。
リアルタイムで読んでいたので、再会のために出向くのです。
水木作品はいろいろ読んできましたが、最後の最後は、『河童の三平』の素朴さに戻ります。他に、あの世界を描いている漫画家はおりません。『河童の三平』は、自分が子どものころ、想像していた世界の延長上にあるんです。子どもの想像力ではそれ以上は行けない、その先が描かれているのです。わたしは、『河童の三平』を漫画史上でも最高傑作の一つに挙げます。



K美術館には以前お邪魔したことがある。館長の越沼正さんは、現代アートを自分の言葉できちんと評価する人だった。要するに、あれもこれも個展を乱打すると、自分の本音が言えなくなる。その点、越沼さんは、自分の言葉をきちんと持った方だという印象が強い。交友関係にもびっくり!


この企画には、静岡大学の卒業生Hさんのお母様も参加されているらしい。K美術館、そのうち伺います。
http://web.thn.jp/kbi/

kappa


『河童の三平』は、ちくま文庫で読めます。



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