ガリ版通信 『KAZE NO TAYORI』8月号の特集は恐竜! 2010/08/10
謄写版『KAZE NO TAYORI』2010年8月号が届く。なんと既にナンバー138号に驚く。テーマは「わにくんの研究ノート 中生代の森」。発行人Sさんが静岡市清水区にある東海大学自然史博物館の恐竜ナイトツアーに参加したときのレポートである。
味がある。実にいい。何がいいって、謄写版ならではの醍醐味がきちんと出ている。それは線のゆらぎであり、にじみであり、濃淡である。拡大して壁に貼りたいぐらいだ。
あぁ、Sさんに触発されてバートンの『せいめいのれきし』をもう一度眺めたくなった。内容は既に古いが、そこには未だに読み継がれている理由がある。それは子どもも大人も夢中にしてしまう線の力なのだ。
恐竜絶滅説に関しては新聞やサイエンス系の雑誌でも、もっぱら話題の中心である。夏休みのせいだろう、その手のイベントが目白押しだからだ。
以前から恐竜の絶滅説には約300種類ぐらいあると言われてきた。だが、ここへ来てようやく決着が付きそうである。(以下英文をわたしがどこで写したのか不明だが・・・サイエンス系の書物)
The basis for this theory is a thin layer of metal,iridium,which covers the layer of the time when dinosaurs are thought to have died out. The iridium layer is found all over the world. Since there is almost no iridium on earth,it is thought that this metal was brought to earth by a meteor or something like that.
ということで、この説は根拠を裏付けるために、恐竜が絶滅したと思われる時代 the end of the Mesozoic era in the Cretaceous period 中生代白亜紀後期の地層を覆うiridiumという金属に注目した。iridiumは現在、世界中どこでも見つけることができる。だが、この金属は元々地球上にはほとんどなく、隕石などによって外部からもたらされたと考えるのが自然である。
更に、このtheoryは、火星と木星の間のある小惑星の衝突よって発生した欠片(これがiridiumを運んだ)が地球に衝突し、粉塵を巻き上げ、太陽光を遮断したことにより恐竜が死滅したと結論づける。もちろんこの説自体は新しいものではなく、それを裏付ける数々の証拠が最近になって次々と発表されているのだ。
energy about 5 billion times as much as the atomic bomb dropped over Hiroshima
なんと衝突時のエネルギーは広島に投下された原子爆弾の50億倍らしい。
ではここで、例によって平野コレクションの化石を。
◆イクチオサウルス(↑)
1億8000万年前 ジュラ紀
とりあえず概略はWikipediaで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/イクチオサウルス
◆プレシオサウルス(↑)
鯨やイクチオサウルスと同じく、再び海に戻った脊椎動物。 ジュラ紀
http://ja.wikipedia.org/wiki/プレシオサウルス
この場にアップした内容は、その後、数日間は激しくペンを入れる場合があります。
バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を100件に選択すると見やすくなります。