集める 尽くす ミニチュアブックス 2007/07/28
以前ある企業の仕事で豆本 MINIATURE BOOKSをコレクションする任務を与えられた。あるテーマをもって、集め・尽くす、というのがミッションだ。コレクションの計画から、選書、買い付けまで一切合切を任され、予算も十二分にあり(一千万円近くあった)、これだと思うものを計画に沿って片っ端から買い込んだ。もちろんたっぷりと研究もして、豆本の商品開発までした。
豆本というのは、そのほとんどがハンドメイドで、そもそも18世紀イギリスやフランスで本職人がその技術を競いあう目的で自然発生的にはじまり、発展した。高価なものは、一点数十万円、百万円を超えるものも多くある。現行作品も平均価格帯は3万円から5万円。もちろん数百円というものまであり、バラエティーに富む。専門の古本屋もあり、良心的な店もあれば、ただ豆本というだけで高値を付けている店もある。このプロジェクトを推進していたときには、おおくの店に足を運び、有象無象含めて、とにかくたっぷりと自分の目を養った。
現在、病院の図書館、図書コーナーを立ち上げるプロジェクトをおこしたいと考えている。もちろん司書には敬意を払っているが、それだけでは選書できない資料もたくさんあるのではないだろうか。ただオシャレでしょう、という本棚には興味がない。
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