いない いない ば〜 2007/07/27
大学で心理学を学んでいるTくんから、この夏オープンしたばかりの絵本屋さんを紹介してもらった。かれの力み様が尋常ではなかったので、いてもたってもいられなくなって、打ち合わせの合間に足を運んだ。
JR静岡駅を背中にして、まっすぐに南へ向かい、カネボウ通りを通り過ぎてしばらく行くと、左手にお店が見えた。駅から歩いて、そうですね〜、約10分。お店の名前は「peekaboo!」 いない いないば〜 って意味ですね、たしか。
通りに面した観音開きの扉の向こうに、店主おすすめの絵本が顔を覗かせていた。この佇まいと選書に絵本に対する店主の深い愛が見える。扉を開けると、まだ新しい木の香りが漂ってきた。靴を脱いで板の間に上がり、膝歩きをしながら絵本を選ぶ。何がいいのかって、空間のサイズがいい。そうして絵本の冊数が空間に対して実にゆったりとレイアウトされている点だ。あっというまに買いたい本が一冊、また一冊と増えていく。
さて、ここからが偶然というか、共時的というか、シンクロニシティというか、不思議な話。
店内にディスプレイされていた絵本が、なんと中学時代にお世話になった蒔田晋治先生のご著書(先生とは35年ぶり??)。『教室はまちがうところだ』のタイトルが、中学時代の想い出をいっしょにたぐり寄せてきた。絵本の内容は、当時から先生がわら半紙に印刷してみんなに配布していた詩だ。で、お店の方(寺尾さん)とお話ししていたら、さらにびっくり!なんと蒔田先生のお嬢さまであることが判明。うを〜っ 世の中狭すぎる。
この『教室はまちがうところだ』、ぜひ読んでみてください。百回お説教されるより、効果がありますよ(元不良中学生・談)
(DETA)peekaboo 営業時間は確認してからお出掛けになった方が確かです。
http://blog.livedoor.jp/peekaboo_ehon/
この場にアップした内容は、その後ペンを入れる場合があります。
バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を100件に選択すると見やすくなります。