「あなたも名コピーライター」 2010/06/26
昨日は、某審査会の本番。それに関係して、これまでの経過を川勝平太静岡県知事にご報告(佐藤代表理事、関係者のみなさま、ありがとうございました)。
本審査も無事終え、そのまま自動車に飛び乗り、富士市で講演。今回は、きらり交流会議(代表の松本玲子さんは大変多くの実績を残されている方)というところからオファーを頂き、この講演が実現した。
講演タイトルは「あなたも名コピーライター」。はっきりと云っておきますが、コピーの書き方のハウツー講座ではありません。
そもそもコピーライターという職種には、わたしなりのかなり強い「おもい」があって、今回の講演タイトルをあえてそうした。「迷」としなかったところがわたしの「愛」である。
ご参加頂いたみなさま、いかがでしたか。コピー(CMコメント)というのは、テクニックなんかじゃないんです。ちょっと気の利いたレトリックなんか使って(使った気になって)、決まったぜ!!なんて思っているうちはまったくダメダメのダメです。そんなことは、はっきり云ってど〜〜〜でもいいことなんです。それより以前に「そこに潜んでいる大きな問題」を見極めること、自身がその問題に対して背を向けないことが大事なのです。
いいコピーを書きたければ、コピー年鑑(いろんな業界の広告コピーを集めた年鑑)なんか見ていちゃダメです。打ち合わせにそういった本を持参してくるクリエーターがいますが、その時点で既にダメダメ。『コマーシャルフォト』、通称コマフォトとかを持ってきて、こーゆー写真だよ、○○ちゃん、なんて人がいますが、それはもう生きた化石です。それよりもむしろ、文化人類学や比較文化の方法とかネーミングの目線、解釈学の視点の方が何百倍も参考になります。(そこまでは言及できませんでしたが)お伝えしたかったことは、そういうことです。
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