平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

優しいカタチ   2010/06/17

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昭和40年代頃まで小中学校で使われていた椅子。丁寧に使い込まれていて、いいアメ色に歳を取っている。
改めてみてみると、背もたれにはゆったりとしたアールがかかり、膝の裏にあたる部分(座の先端)にもアールがつけられている。このデザインのために何万人の膝や背のカタチのデータをとったわけではないだろうが、そこにひと手間かけたことで優しいカタチが出現した。

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   ↑ ゆるやかな背のライン(横棒)

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  ↑ 座面先端部分にも、角度を付けるというひと手間を惜しまない。


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