古典で修行 2007/07/23
NHKの本の紹介コーナーにレギュラーで出演していた。これは自分にとってなかなかよい修行の場になっていて、ふだんは決して読まない本を手に取るきっかけをつくってくれていた。少々カッコーつけて云うなら、自己を高められるすばらしい仕事で、とても丁寧に取り組んでいた(スタッフもすばらしかった)。
残念ながらその後、NHKがさまざまな不祥事を起こした時期に、番組編成とともにコーナーそのものがなくなってしまい、修行の道は絶たれることとなった。
代わりといっては何だが、最近かなり本気で考えているのが日本の古典を片っ端から読み直す自分のためのプロジェクトだ。古事記にはじまって江戸まで(明治までいきたい)一気に駆け抜けてみようかと真剣だ(翌年は世界の文学にも挑戦!)。一年ぐらい新刊など読まなくても大丈夫に決まっている。
と書くと、おおくの版元の知人が眉をひそめるだろう。いえ、ご安心ください。買うことだけは、やめませんので。
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