平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

一箱古本市に遊ぶ 2010/04/30

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不忍の一箱古本市に遊ぶ。スタートは、「羽鳥書店ギャラリー」。
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1155.html
版元の、しかも普段デスクワークをしている空間がそのままギャラリーになっているなんて、もうそれだけで驚きである。


山口晃画伯「すゞしろ日記」の原稿や高山宏氏の直筆原稿のその横に、普段編集者が使っている付箋や消しゴム、ペン立てがそのまま並んでいる。そう、これは作品を観ているのではなく、編集作業の現場を覗き見しているのである。だって、ホワイトボードには、仕事のスケジュールが普段のまま書き込まれているし、納品書のファイルなどもそのまま棚に並んでいるのである。こんなスリリングなギャラリー、初めて。
羽鳥書店のみなさま、お世話になりました。

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そのまま、一箱店主を冷やかしながら千駄木を経巡る。
写真家・松本典子さんhttp://www.hirano-masahiko.com/tanbou/89.html
が5月1日(土)〜9日(日)まで個展をするブックス&カフェ・ブーザンゴ(文京区千駄木2-33-2)で一服。

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一箱が一軒の古本屋さん。
この一箱本屋さんでは、幸田露伴と幸田文といった具合に親子関係とか、吉行淳之介と宮城まり子といったカップルの本がセット販売されていて、あわせて買うと割引がある。

この日の収穫は、一箱古本市と他の本屋で手に入れた古本約10冊。

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◆宇野千代 署名献呈本 そこに挿まれた封筒一葉(中身無し)
 署名と封書の宛名は同じ名字だが、ファーストネームが違っている。
本当に大嫌いなひとに向かって「ダイキライノ・・・」とは書かない。

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◆白洲正子 署名本

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◆芹沢銈介 署名入りカタログ


この場にアップした内容は、その後、数日間は激しくペンを入れる場合があります。

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