平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

静岡大学附属図書館で押しつぶされそうになった話  2010/04/07

tosyo3tosyo4


どういった方々が毎日1400ページも1800ページも、このサイトをめくってくださっているのかまったく検討もつかないが、とにかくありがたいことである。だいたい10人ぐらいの顔は何となく浮かぶものの、それを超えると同じ顔が重なってきてしまい、いつも迷宮入りとなる。
もちろん他の「平野雅彦さん」を検索されて、うっかりこのサイトへ入ってしまい、あわてて出て行かれる方もいらっしゃるだろう。そんな方には申し訳なくおもう(まあ、ゆっくりとしていってください。実は、ログ解析を見ると、すぐに出て行かれる方も意外と少ない)。




さて、昨日、リニューアルしたばかりの静岡大学附属図書館に足を運んだ。実は、今年の初め頃から、この図書館の司書Oさんからリニューアルについてのご案内をいただいていて、やっとお邪魔することができたというわけだ。
きくところによれば、海の見える図書館がキャッチフレーズらしい。確かに豆粒のようだが駿河湾が見渡せる。この日も遠く、だがキラキラと海面が輝いているのが確かに見えた。
わたしが館内にいる間にも、新入生がひっきりなしにやってきていた(新入生はまだIDカードがなく、いちいち係の方が手動でゲートの開閉に対応していることからそれとわかる)。

しかし・・・全館をくまなく回って(開架書庫のみ)改めて、わたしは「知の絶対量」ともう言うべくそのボリュームに正直押しつぶされそうになった。しかもここにある書籍など、世界中のほんのわずかでしかない。だが、ただただ「膨大」の前に「愕然」とするしかなかった。意味もなく目の前にあるプラトンを手に取りながら、しばらく呆然としてしまった。
あ〜、何でほとんど本を読まずに今日まで来てしまったのか。悔やんでも悔やみきれない。そんなことを愚痴っていたらある学生に肩を叩いて励まされた。ありがたいことである。
本を読もう。本を読もう。本を読もうとおもう。識っていることを上書きし、識らない考え方や方法をもっと、もっと学びたい。心の底からそう思った。


◆附属図書館のサイト
http://www.lib.shizuoka.ac.jp/

◆館内はこんな感じである
http://www.lib.shizuoka.ac.jp/koho/katsudo/open20100405.pdf


バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を「100件」に選択すると見やすくなります。

現在地:トップページ脳内探訪(ダイアリー)

サイトマップ