平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

きょう届いた煙草のパッケージ・コレクション  2010/04/07

TABAKO


先日わたしが講演をした会場に、静岡大学 教育学部のN名誉教授が聴衆の一人として座っていらっしゃった(講演はこれだから、こわい)。
講演が終わり、N教授の方から話しかけてくださって、知った。美術界ではつとに知られたN教授は、ハイパーリアリズムを日本に紹介した第一人者で、いろいろなところで発言され、文章を寄せていらっしゃるので、わたしも何本かの論文を拝読したことがある。
そのN教授から、きょう郵便物が届いた。中身は、1968-69年に巴里に留学されていたときとその前後にコレクションされた煙草のパッケージ約300種類だ。そういえば、講演会会場で、わたしが話したこととN教授のコレクションが関係していたこともあって、「(もうわたしは不要なので)コレクションをお送りします」と仰っていた(それなのにわたしは住所も入っていな名刺をお渡しした)。まさか本当に送ってくださるとは思っていなかったので、荷物をひっくり返して送り主を確認したときには正直驚いた。
それにしても、今は肩身の狭い煙草だが、そのパッケージは、何百枚も並べてみると、さすがに壮観である。アートと商品の両面を備え持つ煙草のパッケージは、改めて手に取ってみると実によく考えられていて驚くばかりである。

NANAFUSHI

静岡大学の駐車場に自動車を止めておいたら、なんとナナフシがドアにとまっていた。
何十年ぶりかに目撃した。さすが、静大。


バックナンバーはここ↓から。「表示件数」を「100件」に選択すると見やすくなります。

現在地:トップページ脳内探訪(ダイアリー)

サイトマップ