ディレクターの役割とは 2010/01/28
どうやら自動車が廃車らしい(詳しくはひとつ前の脳内探訪)。ドイツのB車が廃車になるぐらいだから、やっぱり相手の自動車は相当激しく突っ込んで来たに違いない。ディーラーによれば、車体のフレームがゆがんでしまっていて、修理はかなり困難であるとのこと。とほほほほ。
相変わらず頸も痛む。冷えると余計にズキズキする。でも今は、気持ちが悪い、頭が痛いなどといってはいられない。明日金曜日は授業「情報意匠論」の成果発表会がある。学生のみんなが本当にがんばってくれている。休みも返上、徹夜組まである。元履修生も参戦して企画を練り上げてくれている。ありがたいな〜。
きょうも入れ替わり立ち替わり30人以上の学生たちが研究室に立ち寄り、明日の算段をしてくれていた。
ところで、プロジェクトの総合ディレクターの役割というのは、目的を明確にして、方向をきちっと指し示すことである。そうして重要なことは、「気持ちよくプロジェクトを推進する環境をつくること」である。
わたしは今まで多くのディレクションを間近で見てきたが、本当にすごい!と思った方法は、自分の思いを徹底的に相手に伝え、髪の毛一本の歪みも許さないというやり方か、逆にある程度こちらの意図を伝えたあとはメンバーを信じて存分にやってもらうという方法だ。意見を中途半端に云うのがいちばんダメなやり方だ。ヘンに意見して、どうしたいのかも明確に伝えない(伝えないのではなく、伝えられないのだ。なぜなら明確なビジョンがないからだ)。これではディレクションとはいえない。相手は「これって、活かさなければダメなのかな〜」と萎縮するばかりだ。
「あのひとは別に意見は云わないけれど、あの人といるといいアイデアが泉のように湧き出す」というのがわたし理想とするディレクションである。
学生のみなさん、明日は存分に発表してください。
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