平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

身体の大掃除    2009/12/31

budou

このところずっと身体がズタズタで、もうにっちもさっちもいかなくなり、午前中に時間をつくって友人の武道整体士・洞口博行氏のところへ駆け込む。
彼は小中学校の同級生で、剣道六段、合気道(確か四段?)、杖術、極真空手を極めた猛者である。若かりし頃は、古武術に熱を上げるなどして、自宅の倉庫を改造して道場までつくってしまうようなとんでもない凝り性の人である。ただし、普段はいたって温厚で、文学をこよなく愛する人物でもある(彼の整体は、力を込めて叩いたり曲げたり、骨をバリバリと鳴らすような施術ではない。腕は確かなので、何かあればぜひご一報ください)。
その彼の整体を受け、身体の隅々までチェックしてもらう。おかげで視界がすっきり。目の前が100ルクスぐらい明るくなったような気がする。部屋の大掃除はまだ何もしていないが、身体の大掃除だけは何とか終わった。


移動しながら『加藤周一選集 4』(岩波書店)を読む。この人の、きちんと「自分の言葉で考える」という態度に改めてショックを受ける。「何やっているんだ、自分は・・・」と移動中のバスの中で叩きのめされる。

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午後は(Pさん、お世話になりました)、はらドーナッツのトイレで、「そうか〜 最近の水洗トイレの水ってこんな風に流れるような設計になっているのか〜 こうやって水ひとつ流すことに、日々真剣に取りくんでいる人たちもいるんだ〜」と一人腕を組んで感心し、

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その足で I さんとOさんと今年最後の忘年会。わたしが一つ前に書いたジャズピアニストのモンクの話や放送や声のこと、最後は事業仕分けの話で大いに盛り上がって、いよいよ今年も大団円。

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今年は積み残した仕事が多すぎました〜。これも手をつけていない、あれもやりっ放し、こっちは放りっぱなしです。猛省しています。自覚しています。来年に向けて心を入れ替えました。今日入れ替えました。今入れ替え確認しました。お許しくださーい。


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