息をつく間もなく・・・ぬく森プロジェクト中間報告会 2009/12/15
◆先週の土曜日はぬく森プロジェクトの中間発表会。
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/900.html
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1006.html
このプロジェクトに参加されたみなさんは、本当に短期間でそれぞれの想いをひとつながりの物語(企画)にまとめ上げたとおもう。プレゼンされた企画そのものはひじょうにシンプルに見えるが、実はここに至るまでに、実に多くのアイデアや議論を重ねてきた。ひょいと出た数個のアイデアだけに満足せず、しつこく、さらにその先にもっといいアイデアがあるに違いないと互いに支え合って探求し続けた。たとえそれが最初に出たアイデアに戻ろうと。そもそも企画というのは、そういう姿勢そのもののことだと信じている。
この日のゲストスピーカー兼アドバイザーは雑誌『ソトコトSOTOKOTO 別冊ロハスキッズ』の植月縁さん。
彼女の姿勢は公演中も常に一貫していて、決してできないことを「できる」などと言ったりはしない。それは彼女が実際にやってきて実績を淡々と語るだけである。そうして、プレゼンテーションに対するアドバイスの段では、発表者の曖昧にしている点をぴしゃと衝いてくる。かといって冷たくなく、自身が今まで体験されてきたことをそこへ重ねて可能性を探る。
雑誌『ソトコトSOTOKOTO』は単に、どこそこのお店のランチがうまいとか、何それが発売になったとか、そういう次の月には古くなるようなフロー情報だけを積み重ねていない。常に雑誌と「運動」をタイアップするという視点がある。だから数々の雑誌が廃刊に追い込まれる中、販売部数を伸ばして続けているのだろう。
◆この四日間で、ぬく森プロジェクトの中間報告会が終わり、有度サロン(SPAC)で「身体の運動が切り拓く芸術空間(細川俊夫(作曲家)×長木誠司/東大総合文化芸術研究科)」の講座を聞き、オペラ『椿姫』(鈴木忠志演出)を観て、年内最後の公共図書館のタマシイ塾に参加し、情報意匠論の授業が終わって教室を出たら鼻血が止まらず・・・締め切りを三本退治して、東京往復して、まだまだ年内にやらなければならい仕事や授業のことやロケハンなどが山のようにある。乗り切れるか・・・やせている暇がない。
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