平野雅彦が提唱する情報意匠論| 脳内探訪(ダイアリー)

平野雅彦 脳内探訪

「ポかリン記憶舎」の『垂るshizuru』を観る  2009/12/11

ahou

cake

cafe ,petit four pain repas


脳内探訪をアップしている時間が全くない(お引き受けして、手つかずの原稿が・・・。あっ、学生Kくんから依頼された明日締め切りの原稿もまだ一文字も書いてありません・汗)。少しの隙間があるとずんずん懸案事項や原稿依頼などが入ってくる。これは本やCDと同じで、一冊一冊、一枚一枚は薄いためにどんどん隙間に突っ込んでいくと、その混沌とした様は、気づいたときにはもう、にっちもさっちもいかない状態になっている。あれやこれやと気軽にお引き受けするとこうなってしまうのである。
昨晩も、カメラマンのHさんから、ある展覧会へのアート作品の出品を求められる。しかしわたしはアーティストではないので、困ってもじもじしていると、ならば文章で!と思わぬ角度で球が打ち返されてきた。お引き受けしたあと、スケジュール帳を見てみると、原稿は今夜中アップしないと間に合わないことが判明。う・・・もっともHさんのお申し出にお断りする理由はないので、真夜中に一気に書き上げる。たいした文章量ではないが、二時間ぐらいかかる。

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とりあえず通過だけした松丸本舗。

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きょう木曜日は、劇団「ポかリン記憶舎」の『垂るshizuru』を観に東京・五反田へ。
作・演出は明神慈。SPACの女優本多麻紀さんも出演されていた。
明神さんには、以前、大学の授業・情報意匠論でワークショップをご担当頂いたこともある。
物語は、次々と登場する人物たちが、それぞれの思い出と事情をもって姿を現し、少しずつ、少しずつその行動が重なりあっていき、最後には大きな結末を迎えるという構造になっている。言葉で重なり、所作で重なり、思い出で重なり、夢で重なっていく。そうして、それらが一気に溶け出していく。ぞくっ、とする結末である。

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他にも書いておきたいことは山のようにあるが、いったん筆を置く。


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